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103P/ハートレー第2彗星と、NGC281
公転周期6.47年、近日点通過2010年10月28日、近日点距離1.06AU
撮影時の地心距離:0.18AU、日心距離:1.12AU
コメント:1986年にオーストラリアのサイディングスプリング天文台のHartleyによって発見された、
6.47年周期の彗星です。
近日点通過まで1ヶ月を切り、地球に接近して大きく見えるようになってきましたが、
薄く広がった姿になっています。
10月初旬にはカシオペヤ座の中を移動し、散光星雲NGC281、通称パックマン星雲の至近を
通過しました。
写真の右上側に赤く写っているのがNGC281、左下に青緑色に写っているのが彗星です。
赤いNGC281は眼視ではほとんど見えない天体ですし、彗星は淡いので、どちらも
八王子の光害の中では、眼視で判別することはできませんでした。
ハートレー第2彗星の下側には、赤味の強い部分があり、青緑色の揮発成分とは別に、
塵の成分も出てきているようです。
撮影データ
撮影日時:2010.10.2 23:43〜23:49
露出:2分×3コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正、恒星基準でコンポジット、
Photoshop CS3にて調整
撮影場所:東京都八王子市
使用機材:タカハシ FC-50 + BORG レデューサー0.85×DG【7885】 D50mm f340mm F6.8
ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG ver 0.7.0 beta4により自動ガイド
LPS-P2フィルター使用
35mm判換算で約600mm相当にトリミング
カメラ:ニコンD50(改) ISO 1600
撮影者:沼尻 裕
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