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103P/ハートレー第2彗星と、M46,M47、わし星雲

公転周期6.47年、近日点通過2010年10月28日、近日点距離1.06AU
撮影時の地心距離:0.31AU、日心距離:1.18AU

コメント：1986年にオーストラリアのサイディングスプリング天文台のHartleyによって発見された、
　　　　　6.47年周期の彗星です。
　　　　　近日点通過から1ヶ月余り経過し、徐々に暗く小さくなりつつあります。
　　　　　写真右下にある明るい星は、全天一明るい恒星、おおいぬ座のシリウスです。
　　　　　強烈な光のために、レンズ内での反射でゴーストが出てしまいました。
　　　　　その左上にある赤い星雲は、わし星雲(IC2177)です。
　　　　　写真中央左寄りに、2つの星団が並んでいて、右がM47、左がM46です。
　　　　　その下に少し離れて、青緑色の点のように写っているのが、ハートレー第2彗星です。
　　　　　撮影時には、おおいぬ座の東、とも座の中を移動中で、光度は約7等級でした。
　　　　　八王子の光害の中からの撮影ですので、背景にムラがあってわかりにくいですが、
　　　　　右上から左下にかけて暗黒星雲が点在していて、これに沿って天の川が通っています。

撮影データ
　撮影日時：2010.12.4  27:01〜27:42
　露出：2分×20コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正、恒星基準でコンポジット、
        Photoshop CS3にて調整
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S → 絞りF4
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG 0.8.0 Beta1により自動ガイド
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で約83mm相当
　カメラ：ニコンD50(改) ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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