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144P/串田彗星

公転周期7.6年、近日点通過2009年1月26日、近日点距離1.44AU
撮影時の地心距離:0.69AU、日心距離:1.44AU

コメント：1994年1月に、八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏によって発見された、7.6年周期の彗星です。
　　　　　近日点通過の前日で、地球からは徐々に離れつつあるものの、以前より明るく大きくなりました。
　　　　　核の周囲に青緑色のコマが広がり、全光度は9等級ぐらいかと思います。
　　　　　核より下側に、淡い尾が広がっているように見えます。
　　　　　また、核のすぐ上にある星は9.8等級の明るさですので、核はそれよりは暗いようです。
　　　　　撮影時には、おうし座のヒアデス星団の西を、ヒアデスの方に向かって移動中でした。

撮影データ
　撮影日時：2009.1.25  20:44〜21:45
　露出：10分×6コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正後、彗星核基準でコンポジット合成、
        Photoshop CS3にて調整
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：日本特殊光学 スペース10 + ケンコークローズアップレンズAC No.2
　　　　　　D100mm f1,020mm F10.2
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + Webカメラ + PHD Guidingにより自動ガイド
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で約2,250mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD50(改) ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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