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C/1983 H1 (1983d) IRAS・荒貴・オルコック彗星
近日点通過1983年5月21日、近日点距離0.99AU
撮影時の地心距離:0.10AU、日心距離:1.02AU
コメント:赤外線天文衛星IRASと、新潟県の荒貴氏、イギリスのオルコックが
発見した彗星です。
1983年5月11日に、地球から460万km、月までの距離の12倍という
至近距離を通過しました。
1日に40度も動き、光度は2等級になりましたが、地球に接近し過ぎたために
大きく拡散し、あまり見やすい対象ではありませんでした。
撮影時には、最接近よりも前で、距離は3倍以上ありました。
光度は3等級で、都市近郊からは双眼鏡では見えるものの、望遠鏡では
ほとんど見えないような状況でした。
私が初めて見た彗星は、オースチン彗星(C/1982 M1, 1982g)ですが、
撮影したのは、このIRAS・荒貴・オルコック彗星が初めてです。
赤道儀によるノータッチガイドだったのですが、ずれてしまい、
結果的に核ガイドのような写真になりました。
撮影データ
撮影日時:1983.5.7 23:08〜23:23
露出:15分
撮影場所:東京都八王子市
使用機材:Aiニッコール 200mm F4 絞り開放
タカハシ 90S赤道儀により電動追尾
400mm相当にトリミング
フィルム:フジカラー HR400
撮影者:沼尻 裕
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