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C/1989 X1 (1989c1) オースチン彗星

近日点通過1990年4月10日、近日点距離0.35AU
撮影時の地心距離:0.53AU、日心距離:0.70AU

コメント：1989年の暮れに発見された彗星です。
　　　　　発見位置が太陽から遠かった割に明るく、太陽にかなり接近する
　　　　　軌道を通ることから、1990年の4月から5月頃には、0等級の大彗星
　　　　　になると予想され、大騒ぎになりました。
　　　　　実際には、予想より暗い5等級にしかならず、期待外れだったため、
　　　　　大ウソチン彗星と呼ばれました。
　　　　　それでも、5度程度の尾が出て、中の上程度の彗星にはなりましたから、
　　　　　それなりに楽しめました。

撮影データ
　撮影日時：1990.5.2  27:28〜27:33
　露出：5分
　撮影場所：長野県長谷村
　使用機材：タカハシ MT-160+レデューサー (口径160mm 焦点距離776mm F4.8)
　　　　　　タカハシ 90S赤道儀により電動追尾
　フィルム：コニカカラー GX-3200
　撮影者：沼尻　裕
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