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C/1999 T1 McNaught-Hartley彗星

近日点通過2000年12月13日、近日点距離1.17AU
撮影時の地心距離:1.49AU、日心距離:1.19AU

コメント:1999年10月にマックノートとハートレイによって発見された、
     放物線軌道の彗星です。発見から1年以上経過した2000年12月に、
     近日点を通過し、7等台まで明るくなりました。
     撮影時の光度は約7.5等級で、2本の淡い尾が写っています。
     右側に伸びる青っぽい尾がイオンテイル、右下に伸びる
     黄色っぽい尾がダストテイルです。
     イオンテイルは長さ1.5度程度、ダストテイルは1度弱の長さです。
     撮影時には、近日点通過から2週間程経過していましたので、
     2本の尾の角度が、かなり開いています。
     眼視でも、しっかりしたイメージに見えていました。
     画面上部左側に写っている小さな星雲状のものは、てんびん座の
     系外銀河、NGC5756です。

撮影データ
 撮影日時:2000.12.27  29:16〜29:26
 露出:10分
 撮影場所:山梨県鳴沢村
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
      タカハシ EM-200赤道儀 + ST-4により自動追尾
      600mm相当にトリミング
 フィルム:エクタクローム E200  2倍増感
 撮影者:沼尻 裕
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