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C/2000 WM1 LINEAR彗星

近日点通過2002年1月22日、近日点距離0.56AU
撮影時の地心距離:0.47AU、日心距離:1.44AU

コメント:2000年の12月に発見された彗星で、最初は小惑星だと思われため、
     2000 WM1という小惑星としての番号が付けられました。
     当初は木星ぐらいの距離にあり、18等級と暗かったですが、発見から
     1年近く経過し、太陽や地球に接近して、明るくなってきました。
     撮影時にはペルセウス座にあり、光度は7等級、肉眼では見えないものの、
     空が暗い場所では、小型双眼鏡で見えていました。
     まだ地球軌道より外側にあるため、尾はあまり発達していません。
     画面右上側に幅広い尾、下に向かって細い尾が写っており、おそらく
     右上側がダストテイル、下側がイオンテイルでしょう。
     地球から0.5AU以内まで近づいているため、視直径は10分まで
     大きくなりましたが、動きが速いため、核は線状に伸びてしまいました。

撮影データ
 撮影日時:2001.11.17  24:02.2〜24:22.2
 露出:20分
 撮影場所:長野県下伊那郡
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
      タカハシ EM-200赤道儀 + ST-4により恒星ガイド
      600mm相当にトリミング
 フィルム:エクタクローム E200
 撮影者:沼尻 裕
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