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C/2001A2　LINEAR彗星

近日点通過2001年5月24日、近日点距離0.78AU
撮影時の地心距離:0.91AU、日心距離:1.11AU

コメント：リンカーン研究所の地球近接小惑星研究プロジェクト(LINEAR)
　　　　　によって2001年1月15日に18等級で発見された、長周期彗星です。
　　　　　当初の予報では、ゆっくりと増光し、2001年5月下旬に近日点を通過した後、
　　　　　7月に地球に接近して、10等級まで明るくなるはずでした。
　　　　　しかし、3月末に突然急激に増光し、7等級まで明るくなりました。
　　　　　撮影時には、急増光から2週間が経過し、やや暗くなっていましたが、
　　　　　8等級で中央集光のある、しっかりしたイメージで見えました。
　　　　　彗星があった位置は、オリオン座の隣のいっかくじゅう座です。
　　　　　夕方の低空で、八王子からでは見えませんでしたが、空が暗い場所では、
　　　　　小型双眼鏡で確認できました。
　　　　　当初の予報では13等級でしたので、100倍も明るくなったことになります。
　　　　　写真では、視直径5分程度の大きさで、画面左下方向に長さ10分程度の
　　　　　淡い尾があるようです。
　　　　　彗星に特有の、イオンの青緑色がきれいです。

撮影データ
　撮影日時：2001.4.13  19:59〜20:05.5
　露出：6.5分
　撮影場所：山梨県鳴沢村
　使用機材：PENTAX 100SDUF 400mmF4
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀により半自動追尾
　　　　　　600mm相当にトリミング
　フィルム：エクタクローム E200 2倍増感
　撮影者：沼尻　裕
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