----------------------------------------------------------------------
153P (C/2002 C1) 池谷・張 彗星

公転周期371年、近日点通過2002年3月19日、近日点距離0.51AU
撮影時の地心距離:0.77AU、日心距離:1.66AU

コメント:太陽からも地球からも遠ざかり、暗くなりつつある池谷・張彗星です。
     撮影時には、火星軌道より外側に出ていたことになります。
     画面左寄りにある彗星頭部から、右上側に尾が伸びていますが、これは
     ダストテイルです。
     頭部から左下側にも、淡い尾が出ていて、こちらがイオンテイルです。
     光度は7等級で、眼視では、ダストテイルの方だけが確認できました。
     彗星頭部より右上の、画面中央上に、米粒のようなものが写っていますが、
     これはへび座の系外銀河 NGC5951です。
     NGC5951より左上には、NGC5953とNGC5954の2つの銀河も写っています。
     なお、画面上部から右上にかけて、線が入っていますが、これは人工衛星です。

撮影データ
 撮影日時:2002.6.6  22:31〜22:46
 露出:15分
 撮影場所:静岡県小山町
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
      タカハシ EM-200赤道儀 + ST-4により恒星ガイド
      600mm相当にトリミング
 フィルム:エクタクローム E200 2倍増感
 撮影者:沼尻 裕
----------------------------------------------------------------------

ブラウザの「戻る」ボタンを押して、お戻りください。
[彗星写真館トップページへ戻る]
このページに所蔵している写真の著作権は、すべて撮影者に帰属します。
Copyright(C) by Yutaka Numajiri. All Rights Reserved.