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C/2002 V1 NEAT彗星

近日点通過2003年2月18日、近日点距離0.10AU
撮影時の地心距離:0.93AU、日心距離:0.67AU

コメント:金星軌道の内側に入り、明るくなってきたNEAT彗星です。
     一時期より増光のペースが鈍りましたが、撮影時には5等級まで
     明るくなり、長さ3度程度の尾が写りました。
     地球からの距離は比較的遠いため、動きは小さく、撮影しやすい
     彗星でした。
     うお座とペガスス座の境界付近にあり、西空低い位置でしたので、
     撮影は、少しでも高度が高い薄明中に行いました。
     低空のため、肉眼では確認できませんでしたが、7x42mmの小型双眼鏡で
     見ることができ、望遠鏡では尾がはっきりわかりました。
     近日点通過の前後には、太陽探査機SOHOのカメラの画角内を
     横切っていき、大彗星といった感じの姿を見せてくれました。

撮影データ
 撮影日時:2003.1.31  18:20〜18:27 (地心距離0.935AU, 日心距離0.668AU)
 露出:7分
 撮影場所:山梨県鳴沢村
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
      タカハシ EM-200赤道儀 + ST-4により恒星ガイド
 フィルム:エクタクローム E200 2倍増感
 撮影者:沼尻 裕
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