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C/2004 Q2 マクホルツ彗星

近日点通過2005年1月24日、近日点距離1.21AU
撮影時の地心距離:0.53AU、日心距離:1.41AU

コメント：順調に明るく大きくなりつつあるマクホルツ彗星です。
　　　　　撮影時にはエリダヌス座にあり、光度は5等級になっていました。
　　　　　空が暗い場所では、彗星の頭部は肉眼で見ることができました。
　　　　　また、双眼鏡や望遠鏡を使うと、ダストテイルがあることは確認できましたが、
　　　　　イオンテイルは全くわかりませんでした。
　　　　　写真では、彗星頭部から画面右上向かって、淡いイオンテイルが伸びています。
　　　　　また、画面右下に向かって、赤みがかって太いダストテイルがあります。
　　　　　ダストテイルは長さ約1度、イオンテイルは右側に曲がりながら長さ2度まで
　　　　　写っています。
　　　　　11月に撮影した写真と違い、トリミングしていないのですが、彗星の大きさは
　　　　　ほぼ同じぐらいなので、見かけの大きさは2倍ぐらいになったことになります。
　　　　　この日は、尾の屈曲の関係もあってか、特にイオンテイルが淡かったようです。
　　　　　下の写真は、同じ写真をモノクロにして白黒反転させたもので、こちらの方が
　　　　　イオンテイルの様子がわかりやすいと思います。

撮影データ
　撮影日時：2004.12.8  22:35〜22:50
　露出：15分
　撮影場所：山梨県鳴沢村
　使用機材：PENTAX 100SDUF 400mmF4
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀 + ST-4により彗星核ガイド
　フィルム：エクタクローム E200 2倍増感
　撮影者：沼尻　裕
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