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C/2006 A1 ポイマンスキー彗星

近日点通過2006年2月22日、近日点距離0.56AU
撮影時の地心距離:0.77AU、日心距離:0.60AU

コメント:2006年最初に見つかった新彗星で、ASAS(All Sky Automated Survey, 南米チリの
     ラス・カンパナス天文台で行われている、変光星掃天用の全天自動サーベイ)
     の画像から見つかりました。
     当初は南半球からしか見えませんでしたが、2月末頃からは日本でも見られる位置に
     北上してきました。
     関東周辺は天候に恵まれず、なかなか撮影できませんでしたが、3月に入ってやっと
     自宅から撮影することができました。
     撮影時には、明け方の薄明が始まっており、彗星の高度は約20度、星座としては
     わし座を移動中でした。
     光度は5等級で、眼視でも彗星頭部は確認できましたが、尾は光害の影響でわかりません。
     頭部は7×42mm双眼鏡でも確認できましたが、かなり小さいという印象でした。
     写真では、画面右上に向かって長いイオンテイルが伸び、画角外まで続いているのが
     わかります。
     また、右やや下に向かって、短いダストテイルが確認できます。

撮影データ
 撮影日時:2006.3.3  29:05〜29:08, 29:08〜29:11, 29:11〜29:14, 29:14〜29:17
 露出:3分露光×4コマ,  StellaImage5にてダーク減算後、彗星基準でコンポジット合成
 撮影場所:東京都八王子市
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
      ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + 自作オートガイダーにより自動ガイド(恒星ガイド)
      IDAS LPS-P2フィルタ使用
      35mm判換算で680mm相当にトリミング
 カメラ:ニコンD70(改) ISO 200
 撮影者:沼尻 裕
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