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C/2006 M4 SWAN彗星

近日点通過2006年9月28日、近日点距離0.78AU
撮影時の地心距離:1.11AU、日心距離:1.08AU

コメント：アウトバーストを起こして増光したSWAN彗星は、徐々に元の明るさに戻り、
　　　　　尾も淡くなりました。
　　　　　撮影時の光度は6等級で、ヘルクレス座を移動中でした。
　　　　　尾の向きが変わり、イオンテイルとダストテイルがはっきり区別できるように
　　　　　なっています。
　　　　　彗星の頭部は画面右下側にあり、青緑色に輝いています。
　　　　　そこから画面上方向に伸びる黄色っぽい尾がダストテイル、画面左上方向に伸びる
　　　　　淡い尾がイオンテイルです。
　　　　　イオンテイルがどこまで伸びているのかは、光害などの影響で、はっきりしません。
　　　　　この日は冬のような透明度が良い天候だったおかげで、7×42mm双眼鏡で頭部が確認できました。
　　　　　月齢16の月明かりがあり、空は暗くはなかったのですが、写真写りもまずまずでした。
　　　　　彗星は既に地球軌道の外側に出ていますので、今後は徐々に遠ざかり、暗くなっていくでしょう。

撮影データ
　撮影日時：2006.11.7  19:13〜19:16, 19:16〜19:19, 19:19〜19:22, 19:22〜19:25, 19:25〜19:28
　露出：3分露光×5コマ,  StellaImage5にてダーク減算後、彗星核基準でコンポジット合成
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：PENTAX 100SDUF 400mmF4
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PROオートガイダーにより自動ガイド(恒星ガイド)
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で800mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD50(改) ISO 400
　撮影者：沼尻　裕
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