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C/2006 VZ13 LINEAR彗星

近日点通過2007年8月10日、近日点距離1.02AU
撮影時の地心距離:0.67AU、日心距離:1.06AU

コメント：リンカーン研究所の地球近接小惑星研究プロジェクト(LINEAR)
　　　　　によって2006年11月13日に19等級で発見された彗星です。
　　　　　当初は小惑星だと思われたため、2006 VZ13という小惑星の符号が
　　　　　与えられましたが、その後彗星とわかりました。
　　　　　発見から半年余り経った2007年7月中旬に、地球から0.57AUのところを通過し、
　　　　　当初の予想を上回る7等級まで明るくなりました。
　　　　　あいにく梅雨時に当たっていて、天候に恵まれずに撮影できませんでしたが、
　　　　　少し遠ざかったところでやっと撮影に成功しました。
　　　　　月齢10の月があり、雲が流れてくるなど、あまり良い条件ではありませんでしたが、
　　　　　青緑色の頭部は写ってくれました。
　　　　　眼視では全く確認できなかったので、光度は不明ですが8等級前後でしょうか。
　　　　　撮影時には、かみのけ座を移動中でした。
　　　　　この後はどんどん南下して、8月中旬には日本から見えなくなります。

撮影データ
　撮影日時：2007.07.24  20:13〜20:54
　露出：5分露光×8コマ,  StellaImage5にてダーク・フラット補正後、彗星の動きに合わせてメトカーフコンポジット合成
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：タカハシ FC-50 + ケンコークローズアップレンズAC No.2 +  BORG レデューサー0.85×DG【7885】
　　　　　　D50mm f280mm F5.6
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + PHD Guidingにより自動ガイド
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で約1,000mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD50(改) ISO 400
　撮影者：沼尻　裕
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