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C/2007 N3 鹿林(ルーリン)彗星

近日点通過2009年1月10日、近日点距離1.21AU
撮影時の地心距離:0.46AU、日心距離:1.35AU

コメント：2007年7月に、台湾のLulin Sky Surveyによって発見された新彗星です。
　　　　　近日点を通過して太陽からは離れつつありますが、地球に接近して視直系が大きくなり、
　　　　　光度も5等級まで明るくなってきました。
　　　　　画面中央にある彗星頭部は青緑色に輝き、核がはっきりしています。
　　　　　左下側にはダストテイルが写っています。
　　　　　右上側も少し伸びているように見えますが、イオンテイルははっきりしません。
　　　　　望遠鏡本体やファインダー、小型双眼鏡による眼視で、彗星頭部の姿を確認することができました。
　　　　　彗星の動きが速くなっていますが、オートガイダーで彗星頭部が確認できたので、
　　　　　彗星核ガイドを行っています。
　　　　　撮影時には、おとめ座の中を西に移動中でした。
　　　　　画面右端にあるぼやけた線は、NGC4697という9等級の銀河です。

撮影データ
　撮影日時：2009.2.18  23:16〜23:49
　露出：2分×16コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正後、彗星基準でコンポジット合成、
        Photoshop CS3にて調整
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：タカハシ FC-50 + ケンコークローズアップレンズAC No.2 +  BORG レデューサー0.85×DG【7885】
　　　　　　D50mm f280mm F5.6
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + PHD Guidingにより彗星核ガイド
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で約500mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD40 ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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