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C/2009 P1 ギャラッド彗星

近日点通過2011年12月23日、近日点距離1.55AU
撮影時の地心距離:4.67AU、日心距離:5.57AU

コメント:2009年8月に、オーストラリアのSiding Spring天文台のG. J. Garraddによって
     発見された彗星です。
     近日点通過より2年以上前に発見され、2011年後半から2012年前半にかけては、
     6〜8等級程度まで明るくなることが予想されています。
     撮影時の光度は約14等級で、フォーマルハウトの南、つる座を移動中でした。
     まだ木星軌道の外側という遠距離にある上、南中高度が15度程度しかない
     南に寄った位置にあるため、元画像では彗星の姿を確認できませんでした。
     恒星に合わせてコンポジット合成し、調整してみると、彗星の姿が浮かび上がりましたが、
     写真中央にある、ぼやけた恒星のような小さな姿で、彗星らしさは感じられません。
     眼視では、彗星の存在は全くわかりませんでした。
     周囲には、小さな銀河もいくつかあり、彗星の左上側、写真左上端との中間あたりには、
     PGC70551という15等級の銀河が写っています。

撮影データ
 撮影日時:2010.9.3  24:46〜25:16
 露出:5分×6コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正後、恒星基準でコンポジット合成、
        Photoshop CS3にて調整
 撮影場所:埼玉県皆野町
 使用機材:ビクセン R135S + レデューサーR D135mm f626mm F4.6
      ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG ver 0.7.0 beta3により自動ガイド
            LPS-P2フィルター使用
      35mm判換算で約1,200mm相当にトリミング
 カメラ:ニコンD50(改) ISO 1600
 撮影者:沼尻 裕

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