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C/2009 P1 ギャラッド彗星と球状星団M15

近日点通過2011年12月23日、近日点距離1.55AU
撮影時の地心距離:1.47AU、日心距離:2.40AU

コメント:2009年8月に、オーストラリアのSiding Spring天文台のG. J. Garraddによって
     発見された彗星です。
     撮影時の彗星光度は約8等級、ペガスス座の頭部を移動中で、写真右上に
     緑色がかった色に写っています。
     明るい彗星頭部から、下側に向かって、幅広い尾が伸びています。
     一方、写真左下には、ペガスス座の球状星団M15が写っています。
     M15の光度は6.4等級、視直径は12.3分角ですが、ギャラッド彗星はM15より一回り小さく、
     明るさも暗く見えます。
     8月1日から2日の晩には、M15の至近をギャラッド彗星が通過したのですが、
     残念ながら天候に恵まれず、ようやく撮影できた時にはここまで離れていました。
     この日も不安定な天候で、薄雲の影響を受け、明るい星の周囲が滲んでいます。
     なお、撮影に使用した望遠鏡による眼視でも、彗星の姿は確認できました。

撮影データ
 撮影日時:2011.8.6  26:45.1〜26:47.1
 露出:2分, DeepSkyStackerにてダーク・フラット補正、Photoshop CS3にて調整
 撮影場所:長野県原村
 使用機材:miniBORG45EDII + レデューサー0.85×DG【7885】 D45mm f276mm F6.1
      ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG ver 0.8.1により自動ガイド
      35mm判換算で約460mm相当にトリミング
 カメラ:ニコンD5000(無改造) ISO 1600
 撮影者:沼尻 裕
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