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C/2009 P1 ギャラッド彗星と系外銀河M81,M82

近日点通過2011年12月23日、近日点距離1.55AU
撮影時の地心距離:1.33AU、日心距離:1.94AU

コメント：2009年8月に、オーストラリアのSiding Spring天文台のG. J. Garraddによって
　　　　　発見された彗星です。
　　　　　写真の左側に写っており、撮影時にはおおぐま座を移動中で、周極星となって
　　　　　一晩中見られる位置にありました。
　　　　　日周運動による動きが小さい位置のため、固定撮影でも比較的撮りやすい状況でした。
　　　　　撮影時の光度は6等級で、青緑色の頭部からは左上側にダストテイル、左下側に
　　　　　イオンテイルが伸びています。
　　　　　2本の尾の角度は以前よりは閉じてきていますが、まだ90度以上開いた姿をしています。
　　　　　また、写真の右側には2つの銀河が並んでいます。
　　　　　上側の細長い銀河がM82、下側の楕円形の銀河がM81です。
　　　　　さらに、M81とギャラッド彗星の中間付近には、IC2574の淡い姿も写っています。

撮影データ
　撮影日時：2012.3.18  22:21.6〜23:40.1
　露出：15秒×46コマ, 総露出時間11.5分、DeepSkyStackerにてダーク・フラット補正後、恒星基準でコンポジット合成、
        Photoshop CS3にて調整
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S → 絞りF4
            固定撮影
　　　　　　35mm判換算で約200mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD5100(無改造) ISO 6400
　撮影者：沼尻　裕
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