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C/2010 G2 ヒル(Hill)彗星

近日点通過2011年9月2日、近日点距離1.98AU
撮影時の地心距離:1.25AU、日心距離:2.21AU

コメント:2010年4月に、Catalina Sky SurveyのR. E. Hillによって発見された彗星です。
     撮影時の光度は、予報よりやや明るい約10等級で、おうし座の北部を移動中でした。
     近日点通過からは2ヶ月以上経過していますが、地球からの距離は近くなり、
     大きく見えるようになりました。
     青緑色をした彗星頭部から、上側に向かってダストテイルと思われる淡い尾が
     長く伸びています。
     撮影に使用した鏡筒での眼視では、彗星頭部が辛うじて判別できた程度で、
     淡くて見づらい姿でした。す。
     移動がかなり速く、10分露出では彗星核が少し伸びてしまっています。
     左上側に写っている黒い部分は、おうし座とぎょしゃ座の境界付近にある
     暗黒星雲です。

撮影データ
 撮影日時:2011.11.24 24:05.6〜24:55.9
 露出:10分×5コマ, DeepSkyStackerにてダーク・フラット補正後、彗星基準でコンポジット合成、
        Photoshop CS3にて調整
 撮影場所:長野県下伊那郡
 使用機材:ケンコー 63-540 + ケンコー クローズアップレンズ AC No.3 D63mm f420mm F6.7
      ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG 0.8.1 により自動ガイド
      35mm判換算で約1,000mm相当にトリミング
 カメラ:ニコンD7000(無改造) ISO 1600
 撮影者:沼尻 裕
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