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C/2012 X1 リニア(LINEAR)彗星

近日点通過2014年2月21日、近日点距離1.54AU
撮影時の地心距離:2.37AU、日心距離:1.84AU

コメント：2012年12月に、リンカーン研究所の地球近接小惑星研究プロジェクト(LINEAR)
　　　　　によって発見された彗星です。
　　　　　14等級だったものが、2013年10月20日にアウトバーストを起こし、
　　　　　8等級まで明るくなりました。
　　　　　それから2か月近く経過し、放出されたダストは拡散して見えなくなっています。
　　　　　一方、揮発成分の蒸発が始まり、頭部は青緑色になっています。
　　　　　頭部から右上(北西)に向かって、尾が伸びています。
　　　　　明け方の低空で、月明かりがある中での撮影でしたので、写りは良くありません。
　　　　　彗星はへび座頭部を移動中で、光度は9等級でした。
　　　　　眼視では彗星の姿を確認できませんでした。

撮影データ
　撮影日時：2013.12.14 27:55.6〜28:12.3
　露出：1分×16コマ, DeepSkyStackerにてダーク・フラット補正後、恒星基準でコンポジット合成、
        Adobe Photoshop CS6により調整
　撮影場所：山梨県富士河口湖町
　使用機材：miniBORG45EDII + マルチレデューサー0.7×DGT【7870】 D45mm f228mm F5.1
　　　　　　タカハシ EM-200B赤道儀 + ミードDSI-PRO + iAG 0.9.1 により恒星ガイド
            約500mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD600(無改造) ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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