------------------------------------------------------------------- 21P/ジャコビニ・ツィナー(Giacobini-Zinner)彗星と散光星雲IC805,IC1848,二重星団 公転周期6.54年、近日点通過2018年9月10日、近日点距離1.01AU 撮影時の地心距離:0.48AU、日心距離:1.07AU コメント:1900年に発見された周期彗星で、10月りゅう座流星群の母天体です。 撮影時には近日点通過の3週間前で、光度は約7等級、カシオペヤ座を移動中でした。 彗星は写真左上側にあり、青緑色の頭部から右側に尾が伸びています。 写真中央の赤い星雲はIC1805で、ハート星雲の愛称があります。 その左にある赤い星雲はIC1848で、胎児星雲と呼ばれています。 写真右下端にはペルセウス座二重星団(hχ)が写っています。 天の川の中なので、微光星だらけで、あちこちに散光星雲や散開星団、 暗黒星雲などがあり、賑やかなエリアです。 撮影データ 撮影日時:2018.8.17 26:31.3〜26:56.7 露出:5分×5枚、StellaImage8にてダーク・フラット補正後、恒星基準でコンポジット合成、 Adobe Photoshop CS6により調整 撮影場所:山梨県都留市 使用機材:miniBORG55FL + レデューサー0.8×DGQ55【7880】 D55mm f200mm F3.6 レデューサーの対物側にサイトロン LPR-Nフィルター(48mm)を装着 タカハシ EM-10赤道儀 + ZWO ASI120MM + SS-oneオートガイダーにより恒星ガイド カメラ:ニコンD810A ISO 1600 撮影者:沼尻 裕 -------------------------------------------------------------------