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C/1995 O1 ヘール・ボップ彗星

近日点通過1997年4月1日、近日点距離0.91AU
撮影時の地心距離:2.74AU、日心距離:3.46AU

コメント:徐々に明るくなり、肉眼でも見えるようになってきたヘール・ボップ
     彗星です。
     6月の写真と比べると、渦が逆向きになっていることがわかります。
     この2ヶ月の間に、地球が彗星の軌道面を横切ったためです。
     この写真を撮影した時には、太陽からは、まだ5億km以上も離れていましたが、
     既に5.5等級まで明るくなり、約1度の長さの尾も写っています。
     有名なハレー彗星の場合には、この距離では12〜3等級でしたので、
     ヘール・ボップ彗星の方が数百倍も明るかったことになります。
     なお、画面上端にある赤っぽい天体は、へび座の球状星団 NGC6539、
     画面左上にある赤っぽい天体は、へびつかい座の球状星団 NGC6517です。

撮影データ
 撮影日時:1996.8.11  22:50〜23:02
 露出:12分
 撮影場所:長野県下伊那郡
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
          タカハシ EM-200赤道儀により電動追尾(恒星ガイド)
 フィルム:フジカラー SuperG ACE400
 撮影者:沼尻 裕
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