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C/1995 O1 ヘール・ボップ彗星

近日点通過1997年4月1日、近日点距離0.91AU
撮影時の地心距離:1.32AU、日心距離:0.95AU

コメント:地球軌道の内側まで太陽に接近し、-1等級近くまで明るくなったヘール・
     ボップ彗星を、400mm望遠で撮影しました。
     2月の写真と比較すると、2倍以上に大きくなっているのがわかります。
     右側の黄色いダストテイルの中に見える、縦方向の筋は、シンクロニック
     バンドと呼ばれています。
     なぜ出来るのかは不明ですが、この筋が見えるのは、大彗星の証拠です。
     青いイオンテイルには、羽毛のような多数の筋が写っています。
     撮影には、特に高度なテクニックは使っていないのですが、撮った本人が
     驚く程の、会心の一枚でした。
     核からジェットが出ているのもわかります。
     また、この写真には写っていませんが、望遠鏡で核周辺を見ると、シェル
     構造という同心円状の模様も見えていました。

撮影データ
 撮影日時:1997.3.17  28:29〜28:36
 露出:7分
 撮影場所:長野県富士見町
 使用機材:PENTAX 100SDUF 400mmF4
          タカハシ EM-200赤道儀により電動追尾(恒星ガイド)
 フィルム:フジカラー SuperG ACE800
 撮影者:沼尻 裕
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