C/1995 O1 ヘ−ル・ボップ彗星

1995年7月に、アメリカのA.HaleとT.Boppによって発見された 彗星です。 まだ木星軌道の外側にあったのに、10等級 という明るさで、ハレー彗星と比べてもずっと大きな彗星だとわかりました。 そして、太陽に接近した1997年の春には、-1等級の大彗星になり、その見事な姿は 都市部からでも肉眼で良く見え、長く楽しめました。 この時、地球との位置関係はあまり良くなく、1.3天文単位 以上も離れていました。 もし、彗星の近日点通過が4月ではなく、12月だったら、地球から0.11天文単位 の距離まで接近し、-6等級の超大彗星になっていたことでしょう。
その後は南に移動し、日本からは見えなくなりましたが、南半球からは、 土星軌道の外側まで遠ざかった1999年11月時点で、まだ12等級で観測されていました。

館長へのご意見・ご要望はこちら にお願いします。
[彗星写真館トップページへ戻る]
このページに所蔵している写真の著作権は、すべて撮影者に帰属します。
Copyright(C) by Yutaka Numajiri. All Rights Reserved.